『江戸の病』 氏家幹人 著 2009年4月10日・講談社発行 講談社選書メチエ・437 B6判・238頁、定価1600円+税 目 次 病気の章 ………………………………………………………………… 5 三日コロリ/死者二三万人/火葬場は大混雑/インフルエンザ 「初渡来」?/「お染風」「お世話風」……/肺病と眼病の国/ 結核は“心の病”/梅毒治療で流行医に/二人に一人の感染率/ 重症患者でも雇用/乏しい知識/小石川の幕臣日記/平均死亡 年齢は七三歳/子どもは天然痘で/若者は肺結核と出産/ 「乱心」と座敷牢/草津で梅毒治療/二〇年間で出産八回 産と乳の章 ………………………………………………………………… 71 小野家の出産/下腹/乳付/親族間の互助慣行/もてあます乳と 足りない乳と/無駄のない選択/需要と供給/乳縁社会 医者の章 …………………………………………………………………… 93 はびこる「でも医者」/組合作って詐欺行為/『医家初訓』/ 患者を診ない医者たち/「花は桜木、人は武士」、医者は長袖/ 幕末に地位向上/西洋から医者の職業倫理が流入/本居室長が 医者になった理由/医者より薬/医者も神頼み 薬の章 ……………………………………………………………………… 127 売薬取締規則/お墨付きの「人体由来薬」/秘薬ビジネス/ 『江戸買物独案内』/化粧水から「犬にくわれたる薬」まで/ 医療格差の解消策/将軍発の家庭医学百科/性交時の応急処置/ 将軍の薬/大奥の常備薬/虚弱な孫のために/肌荒れにクチナシ/ 庭の木で生薬を/交際の切り札/灸を手作り/薬を調合する武士 たち/鹿肉や狐肉も/鳥類薬食回譜/ホトトギス、鶴、トキ……/ 疱瘡にはナマコ/脚気に麦飯/霊水・霊薬信仰/万能薬ニンジン/ いかに入手するか/ミミズをめぐる協力 終章――「飼い殺し」と「看病断」 …………………………………… 195 病魔を払う色/「人情」の背景/奉公人が病気になったら/ 死ぬまで置いてください/当然の温情/家族のための制度/男の役割 あとがき 125 [資料]死にゆく人々(『官府御沙汰略記』より) 217 主な参考文献・資料 233